毎年の事ではありますが、中京2歳ステークスはレベルが低い。早熟短距離馬の集まりですが、未勝利なのに登録している陣営もあります。様々な思いが交錯する中京2歳S。函館2歳Sの前日に行われるので実質世代最初のオープン馬の誕生となります。こういう馬には強い馬であってほしい。せめて昨年のシュウジくらいの能力は持っていて欲しい。ここがなかなか難しいハードルなのです。
人気を集めそうなディーパワンサ(父ディープブリランテ・母ポロンナルワ・母父Rahy)は距離はマイルまでなら問題なさそうです。馬主が大人気1口クラブのキャロットファーム(クラブ)の為、まとまった組織票が入りそうです。そうなってくると配当妙味が薄れてきます。3連単で10倍の馬券を待っていましたなんて人はどこにもいません。血統も祖母には今年のオークス馬シンハライトを輩出したシンハリーズと良血。単勝オッズは2倍を切る断然の人気になりそうです。
しかし、競馬は何が起こるかわかりません。先週の日曜日シンガポールターフクラブ賞で単勝1.6倍の断然人気を集めたパフォーマプロミスがよもやの馬券圏外の6着に沈む事だってあるのです。人気に騙されてはいけません。人気はマスコミが作るものとよく言われていますが、まったくその通りだと思います。スポーツ紙がどこもかしこもキタサンブラックが良いと書けば自然と人気になります。中京2歳Sは小頭数の競馬ではありますが、中波乱まではあるとみています。