血統が良い。かつ動きも抜群。となると、誰しも思うのが「G1にもっとも近い馬」。そんな2歳馬がついに今週末、ヴェールを脱ぎます。
ご紹介しましょう。○外王国だった藤沢厩舎に久々に超大物か?と目されるソウルスターリングです。父フランケルはイギリスで14戦14勝、そして母スタセリタも通算18戦10勝、フランス・アメリカでG1を6勝の名牝の間に生まれた怪物。この血統が日本で走るのか!と思うような欧米の関係者も注目必至の血統です。
父フランケルは産駒が欧州でデビューしており、デビュー勝ち6頭をはじめ大活躍を見せています。問題は欧州血統の一流馬が日本の馬場に適応しきれていない過去。古くはエルコンドルパサーと死闘を演じたモンジュー。最近ではガリレオ、ワークフォース。どちらも日本のスピード競馬に対応しきれる仔がまだ出ていない印象があります。
とはいえこれだけの血統。やはり芝デビューで見たいですよね。今週31日の札幌芝1800mでデビュー予定です。そして鞍上にもご注目。
現役時代に母のスタセリタに騎乗して、フランスオークス、ヴェルメイユ賞とG1を2勝したコンビ・ルメール騎手を確保。人気に拍車をかけることになりそうですが、お先にデビューしたフランケル産駒・ライズイーグルは掲示板がやっとの5着。
やっぱりフランケルでもだめか!になるのかやっぱりフランケルは一味違うな!となるのかを計るうえで格好の目安になるレースになろうかと思います。