牡馬クラシック路線第二弾、ダービーへの切符も残りわずかとなってきました。先週の青葉賞を勝ったオーソリティが骨折で断念という残念なニュースもありましたが、ここからダービー好走馬が誕生する可能性もありそうです。

ダービーへの残り少ない切符が獲得できるのが今週行われる京都新聞杯です。昨年の2着馬ロジャーバローズや2013年の勝馬キズナがダービー馬に輝いていることからも、実は青葉賞よりもダービーに近いと言えるかもしれないだけに、より重要なレースとなっています。

今年はセレクトセールで史上2番目となる6億2640万円の取引価格となったアドマイヤビルゴが2戦2勝で臨んできたことが最大の注目となっていますが、その他には皐月賞10着のディープボンド、スプリング4着のファルコニアをはじめ、惜しくも皐月賞に間に合わなかった馬達がダービー切符を虎視眈々と狙ってきました。

そんな中で注目しているのはプレシオーソです。2戦2勝とアドマイヤビルゴと同じ無敗でここに臨んできました。しかし、その2戦はいずれもダート戦で、今回が初芝となります。

ただ、その2戦を見るかぎり、いずれも楽勝と言えるものでした。初戦は、2番手からの競馬で抜け出してから突き放す強い競馬でしたし、2戦目は逃げて一度も並ばれることなく、突き放して逃げ切る強い競馬でした。

初芝でも十分に対応できそうなスピードとスタミナがあり、多少後ろからの競馬となったとしても緒戦のようなレースができれば、全く問題はないでしょう。まさに遅れてきた大物と言ってもいいような馬ですから、ぜひともダービーに出走してもらいたい馬でもあります。

ということで今年の京都新聞杯は、素質馬プレシオーソが初芝を克服して激走すると予想したいと思います。