【注目新馬】今年旬な血統背景の持ち主レガトゥス初陣へ

ディープインパクト、キングカメハメハ亡き後の種牡馬争いは熾烈を極めているといえます。アーモンドアイを輩出したロードカナロアが一歩抜け出していますが、それでもサンデーサイレンス、ディープインパクトに続くとなると少し足りない印象で、毎年続々と新種牡馬産駒も誕生しており、今後もしばらくは覇権争いが続くのではないでしょうか。

今年の目玉種牡馬として挙げられるのはドゥラメンテ、モーリスが両輪となりそうですが、今週日曜の芝1800mで組まれているメイクデビュー東京で出走を予定しているレガトゥスは、そんなモーリス産駒の中でも注目の1頭といえるでしょう。

母はアドマイヤセプター、母の父はキングカメハメハという血統背景で、半姉には京成杯2着のスカイグルーヴ、叔父にドゥラメンテがいる良血です。美浦・木村厩舎の管理馬で、ルメール騎手でデビューを予定しています。

血統面、そしてルメール騎手騎乗ということで上位人気が想定されていますが、ライバル馬と目される陣営もレーン騎手を確保しているヴィクトワールピサ産駒・グアドルーブは一昨年のセレクトセールで7600万円という高額で取引された馬で期待の1頭、さらに美浦・藤沢厩舎からはドゥラメンテ産駒のオブデュモンドがスタンバイしており、こちらは藤沢厩舎とのコンビは珍しいといえるデムーロ騎手で今回挑む予定となっています。

デビューから芝1800mを選択する目論見として陣営も先々はクラシック路線を想定に入れての出走ではないかと思われます。伏兵が勝ち上がるのもメイクデビューではよくある光景ですが、ハイレベルなレースを期待したいですね。