夏の小倉の名物ハンデ重賞小倉記念が行われます。今年は例年に比べて出走頭数が少なく12頭とちょっと寂しい感じですが、メンバー的にはGⅢ常連馬の再対決戦模様でなかなか面白そうなメンバーとなりました。
夏は格より勢いというように、夏は暑さにばててない調子の良さが格よりも結果を残すという格言がありますが、人気に関してはその格言が反映されて、前走で七夕賞2着のダコールや鳴尾記念3着のプランスペスカ、1600万を勝ったアングライフェンに人気が集まりそうです。
ただ、暑い夏、小倉開催と、全馬前走とは条件も気候も競馬場も違っています。それならば、人気になりそうな前走で結果を出した馬ではなく、格言を無視して前走の結果は度外視してもいいだけの条件代わりだと言えそうです。
そこで狙いたいのが、前走目黒記念で18頭立ての18着に終わったリヤンドファミユです。リヤンドファミユ自体、オルフェーブルの全弟ということもあって注目されていた馬ですが、3歳時のケガによって休養を余儀なくされた後は、いまいちぱっとしない成績が続いています。
まあ、もともとオルフェーブルのことを考えてもわかるように、ムラな血統です。人気で大負けすることもあれば、大敗後の一戦でも楽勝することもあります。リヤンドファミユ自身も人気で6着に敗れた後に勝ってみたり、勝った次戦で大敗することもあるやはりムラな成績を残しています。
それなら前走18着でおそらく人気も激落ちとなりそうな今回の小倉記念で大変身してしまうことも十分考えられます。ここ3走は2400m以上のレースを使ったのですが、結果は1600万で勝利したもののオープン、GⅡともに二ケタ着順と大敗しています。でも実はこの馬にとって距離が長すぎたと考えると大敗も納得?かもしれません。
リヤンドファミユは、これまで21戦して4勝だけに終わっているのですが、そのうちの2勝が2000mで1勝が1800mなのです。2400mでの1勝はありますが、リヤンドファミユが得意な距離は2000m前後である結果となっているのです。
そうであれば、今回2500mから2000mとなるのはこの馬にとってプラスになってもマイナスになることはないでしょうし、前走は初めてブリンカーを装着して18着と言うことで、ブリンカーが合わなかったことも考えられます。今回は、ブリンカーを外すそうなので、そのことを考えても変身の要素があるのです。
人気が落ちれば落ちるほど、ねらい目の良血リヤンドファミユがそろそろ大変身してくれるのではないでしょうか?ねらい目ですよ!