【函館スプリントS予想2020】時計のかかる馬場で期待したいシヴァージ

サマースプリントシリーズ、そして秋のスプリンターズステークスを見据える馬たちにとって大事な一戦となるのが今週日曜、函館メインに組まれている函館スプリントステークスです。3場開催で騎手が分散していることもあり、新コンビとなる有力馬の中では高松宮記念で不利を受けて痛恨の3着に敗れたダイアトニックと武豊騎手のコンビが上位人気に推されそうなメンバー構成となっています。

昨年の京阪杯以降休養に入っており、コロナウイルスの影響がなければイギリス遠征の話も出ていたライトオンキューは主戦の古川騎手が引き続き騎乗予定、そしてスイープトウショウの仔で、マイル以下の距離で結果を残してきているスイープセレリタスも前走1着のコンビである丸山騎手が騎乗予定となっています。

今回の登録メンバーを見渡すと、函館コースが初めてという馬が多く、洋芝適性という点では判断が難しいメンバーとなっています。また、短距離なら複数頭出走するケースが多い逃げ馬も、メイショウショウブのみで展開も読みにくいところです。

以上のことからスローペースもあり得る今回ですが、あえて狙ってみたいのが時計のかかる馬場に適性がありそうな追い込み馬・シヴァージです。長くダート路線を走っていましたが、昨年の阪神カップ以降は芝に転戦し、前走の高松宮記念では道中15番手追走から末脚を伸ばし、5着と健闘しています。

ここ2走は重馬場で結果が出ており、またダートでも勝利している点から、時計がかかる洋芝は向くのではないかと思われます。今回も引き続き藤岡佑介騎手騎乗というのも強みでしょう。

前走で同じ高松宮記念を走っているダイアトニックとは、着差は2馬身程度でしたが、オッズには開きがありそうで馬券妙味もある1頭ですので、馬券検討にはぜひ加えておきたい1頭ですね。