馬産界にも大きな影響を与えている新型コロナウイルスですが、例年億超えのサラブレッドが多数出てくるセレクトセールが今月13, 14日に今年も開催されます。
ノーザンファーム生産馬が高額で落札されるイメージが強いセールではありますが、今年の牝馬2冠馬であるデアリングタクトはセレクトセールで1200万円で取引された競走馬ということで、小さな牧場から大きな夢を描いた競走馬も登場してくる要注目のセールです。
セールには1歳、当歳どちらも上場されますが、それぞれに注目の競走馬が出てくるため今回ご紹介したいと思います。
まずは1歳馬から、先述のデアリングタクトの全妹となるデアリングバードの2019、そして先日の帝王賞で5着と8歳ながら衰えを感じさせない2015年のジャパンダートダービー馬ノンコノユメノの半弟が父キングカメハメハに替わって登場します。さらに、ホッコータルマエやコパノリッキーといった強豪を退けチャンピオンズカップを制した名牝サンビスタにロードカナロアを迎えた産駒も輩出しており、こちらも要注目となっています。
そして当歳馬を見ると、昨年の最優秀2歳牝馬で、桜花賞、NHKマイルカップと惜しい2着に敗れたレシステンシアの半弟でキタサンブラック産駒のマラコスタムプラダの2020、さらに芝のマイルから長距離まで幅広い活躍を見せ種牡馬入りも果たしたレインボーラインの半弟レーゲンボーゲンの2020は父がジャスタウェイに替わってどのような産駒となるのか注目を集めています。
その他にもアメリカ史上2頭目となった無敗の三冠馬ジャスティファイ産駒や、現1歳世代がラストクロップとなるディープインパクト産駒たち、さらにサトノダイヤモンドやリアルスティールと言ったデビューを控える新種牡馬たちの産駒なども多数上場されます。
今年も盛況が期待されるセレクトセール、どの馬がどのオーナーのもとへ旅立つのか、競走馬として競馬場へ登場するのは少し先になりますが、ぜひ注目してみてください。