【プロキオンS】斎藤新、素質馬デュープロセスで重賞連勝へ

先日のCBC賞は大敗の続いていた実績馬ラヴカンプーが見事復活劇を果たし、夏は牝馬の格言を体現しました。逃げに徹した斎藤新騎手の手綱さばきと、それに応えて押し切ったラヴカンプーの強さもまた再確認できたレースではないでしょうか。

これで重賞初勝利となった斎藤新騎手ですが、若手騎手の中で順調に勝ち星を積み重ねてきている一人です。今後の飛躍が期待されており、今週の阪神日曜メインレースに組まれているプロキオンステークスでも、ラヴカンプー同様、実績がありつつも戦績に波のあるダイワメジャー産駒、デュープロセスへと騎乗がきまりました。

3歳時には今年のかしわ記念を勝利したワイドファラオとアタマ差の接戦を演じており、今回のメンバー相手でも実績に不足はありません。逃げても差しても結果が出ている自在性もありますが、ただ負けるときはあっさり大差で負けるため、能力は高いものの安定感に欠くところがあります。

休み明け初戦は人気を下回るケースが多く、今回も4ヶ月の休み明けとなるのが不安材料ではありますが、逆に買い材料としては1戦1勝と分母は少ないながら阪神コース適性が挙げられます。逃げるのか控えるのか、戦術の定まっていない競走馬だけに、斎藤新騎手としても乗りがいのある一戦となりそうです。

フルゲート16頭に対して22頭が集まった人気の重賞となったプロキオンステークス。出走順12番手ということで除外を気にせず調整出来る点も強みと言えます。

ラプタスやサクセスエナジーといった逃げで成績を残してきている馬たちの登録もあるため、どの位置で競馬をするのかが見どころとなりそうです。今回は人気もそこまでと思われるため、馬券検討のさいにはぜひ加えてみてはいかがでしょうか。