ハービンジャー産駒と言えば代表格と言えるのが、先日エネイブルの優勝したエクリプスステークスにも出走したディアドラを筆頭に、3歳で有馬記念を制したブラストワンピースなどが挙げられます。
そんなハービンジャー産駒の中から4歳にしてようやく素質開花が期待されている牡馬が、今週日曜福島のメインレース・七夕賞へと出走するヒンドゥタイムズです。今年の宝塚記念を制したクロノジェネシスを擁し、勢いのある栗東・斉藤崇史厩舎の管理馬です。
また、ヒンドゥタイムズ自身も3戦続けて連対を外さぬ好走を続け、差しの競馬で川田騎手、福永騎手、そして今回続けてコンビを組むこととなった北村友一騎手と、それぞれ異なるジョッキーで結果につなげてきています。
福島コースは今回が初めての参戦となりますが、夏は格より調子という格言もあるように、この時期は実績馬が夏休みということもあり、これまで9戦して4着以下は1回のみという安定感も含めて期待したい1頭です。
ニックスやインブリードなど、ハービンジャー産駒と合う肌馬というのは未だ確立されていない印象がありますが、今後増えてくる良血のディープインパクト産駒との配合で活躍馬が出れば、種牡馬として活躍の幅は大きく広がることとなるでしょう。
福島巧者のマイネルサーパスや、昨年2着のクレッシェンドラヴなどの参戦もあるため、福島適性の面で未知数のヒンドゥタイムズはやや人気を落とす可能性もあり、馬券妙味もある1頭と言えそうです。