1, 2番人気のいずれかは馬券に絡むものの、ワンツー決着には至らないという、過去のデータから見ても穴馬の台頭に注意が必要なレースが、札幌のメインレースに組まれているG3・クイーンステークスです。
先週開催されたアイビスサマーダッシュはジョーカナチャンとライオンボスの手堅い決着に終わりましたが、その他の夏の重賞は大波乱と言える内容が続いており、今週も捻った予想が必要になってくるかと思われます。
そこで今回注目したいのが、二桁着順も含む大敗が続いているものの、夏に良績を残してきているハーツクライ産駒・アロハリリーです。ここ4戦は先行するもズルズルバテて後退し大敗という内容で、相手関係問わず厳しい結果が続いていますが、その前の2戦を見ますと、小倉競馬場で行われた博多ステークスではハナ差しのいで勝利、続く小倉日経オープンも制し連勝を飾っており、夏ならばこそ狙いたい1頭といえるのではないでしょうか。
また、騎乗する池添騎手も昨年のインディチャンプでのマイルチャンピオンシップをはじめ、今年はヴィクトリアマイルでアーモンドアイをくだす大金星を挙げるなど、大レースに強く、人気薄の伏兵馬では警戒しておきたい騎手の一人です。
アロハリリーは今回4ヶ月の休み明けとなっていますが、休養を挟んでの成績にも安定感があり、鉄砲の利く馬でもあります。先述の通り、過去10年のデータでも上位人気総崩れとはなっておらず、軸馬に加えて穴馬もピックアップしたいレースということで、今回も人気薄の予想されるアロハリリーは馬券の紐に加えるうってつけの一頭ではないでしょうか。