今週は牝馬限定の「クイーンS」が札幌競馬場で開催される。無観客競馬のまま夏競馬も中盤戦に突入だ。今年は梅雨明けが遅れていることもあるが、新型コロナウィルス騒動の兼ね合いで海開きも例年より2ヶ月以上遅れた。
本州で一番早い海開きとされている和歌山県の白良浜は例年5月に海開きするが、今年は4連休初日の今月23日にようやく海開きした。
ということで今回もサイン理論でクイーンSを予想していきたいが、今回は“海開き”がサインと見て予想していきたいと思う。
海関連で言えば英語で“浜”という意味の“ビーチ”が馬名に入った「ビーチサンバ」だろう。2歳時にはG1の阪神ジュベナイルFで3着に好走しており、昨年のクイーンSでも2着、桜花賞でも5着健闘と牝馬マイル重賞路線で活躍している牝馬だ。今年は3戦して阪神牝馬S・4着が最高着順とやや苦戦しているが、メンバー的にも上位となる今回は期待度の高い1頭だ。
もう一頭のサイン馬は「アロハリリー」だ。白良浜はハワイのワイキキビーチの友好姉妹浜であることから、ハワイの挨拶である“アロハ”が馬名に入っているアロハリリーはうってつけのサイン馬だろう。
重賞は4戦して小倉大賞典の8着が最高着順と重賞の壁にぶつかっているが、2011年と2012年を優勝している池添謙一騎手に乗り替わりということで、心強い騎手を確保して復権を狙う。今回伏兵的な立場での参戦となりそうで、馬券的な妙味もありそうな1頭だ。
ということで今年のクイーンSは、ビーチサンバとアロハリリーの2頭をサイン馬として注目したいと思う。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまったが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたい。