8月20日(土)の新潟メインは、芝2200mで行われる日本海ステークス。登録段階で10頭とやや小粒ですが、完全復活を目指すヴォルシェーブ、青葉賞勝ち馬ショウナンラグーンなどの名前もあり、なかなかの好カード。
上記2頭に加えて、現級で2着2回と力を示しているシホウあたりが人気の中心となりそうですが、夏競馬と言えばやはり「勢い」に注目しなくてはいけません。
その該当馬がシンボリジャズ(牡6 美浦・牧厩舎)です。前走の信濃川Sは、断然の人気を集めると思われたナムラシングンが、フレグモーネで枠順発表前取消。さらに、押し出される形で1番人気となったサラトガスピリットも発走直前に除外と、言い方は悪くなりますが、「運が向いた」という点も勝因のひとつであることは間違いありません。それでもしっかりとチャンスをモノにしたことは馬の力があればこそ。
さらにもう一つの勢いが、鞍上です。今年デビューの木幡巧也騎手は、ここまで23勝。新人の中での20勝一番乗りを果たし、関東リーディングでも16位につけています。減量のない特別戦でも2勝を挙げているように、その中身も非常に濃いものであり、レース振りを見ていても減量があるレースでは積極的な競馬を。特別戦では冷静なレース運びで、まったく「新人感」を感じさせません。
人馬ともに今、勢いがあることは間違いありません。新潟は3勝マークのベスト舞台。前走10番人気快勝がフロックと思われるようなら・・・。配当妙味は十分でしょう。