夏競馬もいよいよ終りが近づいてきた。新潟競馬は今週末が最終週となるが、ラストを飾る重賞はサマー2000シリーズ最終戦の「新潟記念」だ。夏のハンデ重賞ながらもここから秋のG1に駒を進める馬も少なくなく、秋競馬を占う意味でも注目が集まる一戦だ。
というわけで今回は新潟記念をサイン理論で予想していきたいと思う。今回も相変わらず得意の時事ネタからサインを探していきたいと思うが、今世間で話題となっているのは“安倍総理の辞任表明”ではないだろうか。
辞意はもともと患わっていた潰瘍性大腸炎という病気の検査・治療が原因であるというが、そんな中で歴代最長となる連続在職日数7年8ヶ月という期間公務に務めていたのだから、総理大臣としての評価は別として、立派であると言えるだろう。
今年の新潟記念の出走予定馬の中で“安倍総理”と関連性がありそうな馬を探してみよう。
ご存知の方も多いと思うが総理である安倍晋三氏の父はかつて“政界のプリンス”と呼ばれた安倍晋太郎、祖父は衆議院議員の安倍寛、母方の祖父は後の首相となる岸信介で、大叔父にも後の首相となる佐藤栄作がいる政治家一族だ。
安倍晋三氏には日本の実業家である兄・安倍寛信と政治家である弟・岸信夫がおり、晋三氏は“次男坊”にあたる。これは出走予定馬の「ジナンボー」がサイン馬と見て間違いないだろう。
ジナンボーは昨年の新潟記念で2着に好走しており、昨年の雪辱を果たすため、そして悲願の重賞初制覇を果たすために今年も同レースに参戦してきた。前走の七夕賞は9着と大きく敗れたが、仕上がり不足でレースも出遅れの大外ぶんまわしでは仕方のない結果と言えよう。ひと叩きされたここが本命で、好勝負に期待したい。