【ひまわり賞】テイエム軍団5頭出し

九州産馬限定のひまわり賞。毎年他頭数出しをしてくるテイエムの冠で有名な竹園オーナー。このレースに対する思い入れはかなり深いものがある。基本的に九州産馬はタイムが1200Mだと他の生産地の産駒に比べ1秒以上劣る。そして、距離がもたない馬が多い。ひまわり賞は平穏決着が多い。今年も大波乱の確率が低い。ここで快勝して、小倉2歳ステークスに出走しても全く人気にならず、着外に沈むのが毎年のお決まりのパターン。

九州産馬で一流馬を輩出するのはかなり難しいものがある。個人経営の小さな牧場が多く、持っている繁殖牝馬の質が低い。これだけは致し方ない。社台系の牧場のように、セリに出せば1億円を軽く突破するような馬はいない。300万円から500万円が相場。この金額をみればその差は一目瞭然。いかにコストを抑え、少しでも高く売るか。庭先取引が多い。弱小馬主は先ずはここから仔馬を仕入れる。一応、需要と供給のバランスはある。

しかし、能力面は乏しい。今年のメンバーはテイエム軍団中心。テイエムボックス馬券を買っていれば的中する確率が高い。時計は1分9秒台後半から1分10秒台。もう少し時計はかかるかも知れない。テンのスピードがあまりない馬が多いので、ハイペース必至とはならない。ここが落とし穴である。