JRA重賞連続V更新、功労馬クロフネ記録どこまで伸ばせるか

欧州や豪州など、幅広い血統の種牡馬、繁殖牝馬を輸入してくる時代となりましたが、日本競馬近代化の礎となったのはやはり北米エリアからの血脈ではないでしょうか。

古くはノーザンテーストにはじまり、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスなどが続いたことで日本競馬の発展にもたらした功績は計り知れないものがあります。また、先日のジャパンダートダービーをダノンファラオが制するなど、37年ぶりにアメリカクラシック3冠を制したアメリカンファラオの産駒も日本競馬への適性の高さを示しており、今後の活躍馬にも期待が高まっています。

そんな中、米国産のマル外として競走馬時代にNHKマイルカップ、ジャパンカップダートを制したクロフネが種牡馬としても偉大な記録を更新し続けてきています。今年の札幌2歳ステークスをソダシが制したことで、JRA重賞勝利の記録が16年に伸びました。

競走馬時代には芝・ダートの両刀に加え、距離適性面でもマイルから日本ダービーまで幅広く活躍してきました。産駒も自身の勝利してきた2000m以下の適性が高い馬が多く目立ちます。

同記録の最長記録は19年連続のパーソロンが保持しており、16年連続は史上6番目の記録となります。クロフネが種牡馬生活を既に引退していますが、パーソロンを超える可能性も十分に残されており、現役、そして今後デビューを控えている産駒達の活躍に注目したいですね。