天皇賞(秋)、ジャパンカップ、そして有馬記念と秋の古馬3冠レースに向けて始動の第一歩となるのが、今週日曜の中山メインレースのオールカマーです。今年はコロナウイルスの影響もあり、香港の国際レースへの出走が叶うかどうかも不透明なだけに、国内戦に照準をしぼっている陣営が例年より多いのではないでしょうか。
長距離G1に欠かせない1頭であるフィエールマンもここから始動ということで注目を集めていましたが熱発による回避となってしまいました。予想の軸となるであろう1頭の回避は波乱の呼び水となるのでしょうか。
ついで人気となりそうなのがG2なら勝ち負けが濃厚なミッキースワロー、そして重賞未勝利ながら相手問わずに好走を続けているカレンブーケドールが続きますが、今回は後者カレンブーケドールに注目したいと思います。
昨年のオークス2着、ジャパンカップ2着といった東京実績から府中牝馬Sや毎日王冠からの秋始動の可能性もありましたが、オールカマーからのスタートとなりました。
今後の展望としては牝馬路線に戻りエリザベス女王杯を目指すのか、はたまた牡馬と相対するローテーションを続けていくのか、管理する美浦・国枝厩舎にはアーモンドアイもいることも含めて今後の注目度が高い1頭です。
その他のメンバーでは、中山コースを得意とするジェネラーレウーノや、夏競馬で力をつけてきたクレッシェンドラヴなどが一戦級との対戦でどういった走りを見せるのか、G1戦線を目前に控えたオールカマーらしい競走に注目したいですね。