【毎日王冠2020予想】サリオス「古馬の壁」破れるか?

父ディープインパクトに次ぎ史上3頭目の無敗での牡馬三冠馬を目指すコントレイルは、秋の始動戦となった神戸新聞杯を持ったままの2馬身差と楽勝で飾り、本番へむけて順調な滑り出しをみせました。

春クラシックを盛り上げつつも引き立て役を演じさせられたもう一頭の2歳王者サリオスは陣営の見極めた距離適性により菊花賞挑戦は断念し天皇賞(秋)を大目標とし、今週の毎日王冠から始動となりました。

2歳時には朝日杯フューチュリティステークスを制しており、コントレイルさえいなければこの馬も無敗の二冠馬となっている成績を残しているだけに世代トップクラスの実力は折り紙付きと言えます。

菊花賞トライアルから始動することも可能だったはずですが、2歳マイル王者という見方から2000m以下が適正距離と陣営がジャッジしたのか、陣営の選択は距離短縮の毎日王冠でした。

春まではD.レーン騎手が主戦という形で戦ってきましたが、現在は帰国中ということで今回はC.ルメール騎手が手綱を握ります。ただ、天皇賞(秋)に出走するとすればおそらくアーモンドアイとバッティングしてしまうことが考えられるため、今後の動向にも注目の集まるところ。

夏競馬では3歳牡馬オープン勢が古馬に返り討ちに合うシーンが目立ったため名実ともにトップクラスのサリオスがハイレベルな古馬相手にどう立ち回るかは世代レベルを占う上でも重要な一戦となります。