今週は無敗の三冠牝馬が史上初の誕生となるか注目の秋華賞が日曜京都競馬のメインレースで開催です。
近年のトレンドとも言えるトライアルを使わずぶっつけでここに挑むデアリングタクトの連勝を止められる馬がいるのかどうか。桜花賞、オークスは無観客での2冠達成ということで、少数ながら観客が入ることで入れ込むなど、付け入る隙が生まれるのかどうか、穴党も本命党も無視できない1頭です。
今年は春の活躍組の中ではレシステンシアの参戦がないものの、上位組は概ね参戦予定となっています。別路線組からも古馬相手の条件戦を勝ち抜いてきた競走馬も多く、収得賞金順で6頭の枠を4頭が争う激戦区となりました。
そんな2020年の秋華賞で注目したいのは2頭出しは人気薄の観点と、抽選を突破した運にも期待したいキングズベスト産駒・ミスニューヨークです。未勝利脱出まで時間が掛かり、前走のトライアル・紫苑ステークス5着で権利取りにも失敗しましたが、なんとか出走までこぎ着けました。
主戦を務めている加藤騎手が騎乗停止となったため、ケイティブレイブなど杉山厩舎の馬に多く騎乗している長岡騎手とのコンビで挑みます。
良馬場でも重馬場でも結果を出してきているのも強みで、おそらく人気もしないため、唐突なテン乗り依頼を受けた長岡騎手としては開き直って一発を狙う思い切った騎乗に期待したいところ。今年のフェブラリーステークス2着、小倉記念勝利など穴人気を好成績につなげてきている騎手でもあり、その点にも注目ですね。