マイネル・ウイン軍団の関東の主戦といえば、松岡騎手や柴田大知騎手、丹内騎手あたりが担っているイメージがありますが、今年のオークスでの活躍や2歳戦での騎乗依頼をみていると、横山武史騎手へ依頼するケースが増えているように思えます。
松岡騎手の長い戦線離脱期間に横山騎手がメキメキ結果を残してきたこともありますが、ウインブライトで香港G1制覇を飾るなど、看板馬の背中にいる松岡騎手としても、復帰してまだ日が浅いものの結果を出しておきたいところではないでしょうか。
今週土曜の東京競馬10レースに組まれている3歳以上3勝クラスの特別戦・キタサンブラックメモリアルに登録のあるウイングレイテストの騎乗依頼は、松岡騎手にとってもモチベーションが上がる材料となるかもしれません。
今年のニュージーランドトロフィー3着からNHKマイルカップへと駒を進めたウイングレイテストですが、人気以上の結果こそ残したものの収得賞金加算にはならず、秋の復帰初戦となった前走の秋風ステークスでは古馬相手に1番人気に推されながらも10着大敗となっており、たたき2戦目での松岡騎手への依頼は陣営の期待も背負ってのものとなりそうです。
横山騎手は今回は栗東・松田国英厩舎の管理馬であるロライマに騎乗を予定しており、今年7歳になりますが前々走の日高特別ではこのクラス2着の実績もあり、東京コースとの相性こそよくはないものの怖い1頭に騎乗することになっています。
同世代からは京成杯2着の実績もあり、フローラS、紫苑Sで1番人気に支持されていたスカイグルーヴの参戦も予定されており、フルゲート必至かつレベルの高いメンバーが揃いそうです。
人気も割れそうなだけに前走10着で人気を落とすようなら馬券妙味もある1頭になりますので、松岡騎手とのコンビにも注目してみてほしいですね。