春の短距離王ビッグアーサーが今週末に開催されるセントウルSからついに始動。夏休みの間に、3歳牝馬ソルヴェイグ、ブランボヌールが打倒ビッグアーサーに名乗りをあげました。特にブランボヌールは絶好調の戸崎騎手が本番も乗るようであれば不気味な存在となります。
本賞金だけでいえば、今回は露骨にたたき台と思えるビッグアーサー。今回は斤量58キロということで、そこで人気が落ちる可能性もあります。そして藤岡厩舎もジュエラーを結果的にオークスに出せなかったこともあり、どこまで馬を仕上げてくるのか、そこも判断材料のひとつになってきます。
過去にはロードカナロアですらも2年連続で取りこぼしたレース。きっちり本番で勝つあたりさすがの絶対王者といえますが、秋初戦というのはそれだけ難しいレースだといえます。そして本番前のトライアルレースはえてして、そのレースに全力投球と思える馬が勝つレースでもあります。古くはナリタブライアンも菊花賞トライアルでスターマンにまさかの敗北を喫しました。
そういった意味で今回はビッグアーサーを馬連の軸にしつつ、あえて2着流しで狙ってみてはいかがでしょうか。本番は1着づけにするにせよ、今回は頭からというのは危険な匂いがします。