【アルゼンチン共和国杯2020予想】絶好の狙い目は素質豊かなバレリオ!

東京競馬の日曜メインは「アルゼンチン共和国杯」です。古馬中長距離G1路線を占う上でも重要な一戦となります。

今回最有力視している馬は、ステイゴールド産駒の5歳牡馬バレリオです。

2017年の秋にデビューし1番人気の期待に応えて快勝しますが、以降は態勢が整わず休養が続き、半年休養した後、復帰戦で5着に敗れからもまた半年休養。復帰戦は勝利したものの、またまた半年休養と体質の弱さがネックとなっています。

とは言え、素質の高さはある馬で、陣営の期待度も高い1頭です。徐々に体調も強くなり、休養を挟みながら7戦目、4歳となった年末の3勝クラスを勝利し、遅咲きにオープン入りを果たしました。

今年に入ってからは3戦し、16着→2着→10着の後、今年4戦目のアルゼンチン共和国杯を迎えました。まだ3か月毎に一戦と、体の状態との相談しながらのレース出走となっているようですが、逆に言えば、5歳の秋でまだ11戦しか走ってませんので、5歳でも若さがありまだ伸びしろはあると感じます。

今のところ、重賞ではG3で16着、10着と二桁着順続きではありますが、初重賞は3400mと長距離レースで休み明けと条件も厳しかった印象で、完全にばててしまっての最下位敗退でした。前走が重賞2戦目で2000mの七夕賞で10着でしたが、ここでは逆に最後方から追い上げての着順で、直線では、まだまだ伸びる気配がありましたので、今度は距離を短くしすぎた感があります。

バレリオのこれまでの勝利を見ますと、2400mで2勝、2200mと2000mで1勝ずつですので、2500mという距離はこれまでの重賞の中では、一番合っていると言えるでしょう。リステッドのメトロポリタンS・2着、オープンの丹頂S・2着とレベル的には高いところでもやれているので、条件さえ揃えば好勝負は十分可能でしょう。

ただ、ハンデ55kgというのは、新潟記念と毎日王冠連続3着のサンレイポケットや、日経賞・4着、オールカマー・6着のサンアップルトンと比較して重すぎると感じますが、500kgを超える馬体重がありますし、それだけ素質を評価されているとすれば、人気のあまりないであろう今回が狙い目とも言えます。

ということでアルゼンチン共和国杯は、素質豊かなバレリオがついに重賞で好勝負を演じてくれると予想し、同馬から狙いたいと思います。