【京王杯2歳S予想2020】規格外の怪物?リフレイムの激走に期待

東京競馬の土曜メインは2歳重賞「京王杯2歳ステークス」です。年末の2歳G1朝日杯フューチュリティステークスへのステップレースとして知られています。1400mと1600mの1ハロンの差が意外に大きいのか、あまり直結していない現状がありますが、2017年のタワーオブロンドンや2010年のグランプリボスなど時に将来のマイルG1馬になる馬が出ており、無視はできないレースとなっています。

今年は、フルゲート18頭が出走してきていますのでこの混戦の中から将来のマイルG1馬となる大物が登場してくれることに期待したいところです。

そんな中、今年の注目は規格外の大物リフレイムです。リフレイムはアメリカンファラオ産駒の牡馬でこれまで2戦2勝の成績を残しています。父アメリカンファラオは、アメリカのダートG1で活躍し、11戦9勝(うちG1・8勝)と素晴らしい成績を残した馬です。

産駒は初年度産駒から大活躍していて、カフェファラオがユニコーンステークス、シリウスステークスとダート重賞を2勝、ダノンファラオがジャパンダートダービーを制しています。父も産駒もダートで結果を残していますが、リフレイムはこれまで芝のレースを連勝してここに臨んできました。その2戦がともに規格外の勝ちっぷりを魅せてくれています。

新馬戦は、出遅れ気味のスタートの後、18頭立ての後方から進め、早めに先頭に躍り出てそのまま新潟の長い直線に差し掛かると、ぐんぐんと外ラチ側に進路を変えて、そのままほぼ外ラチぎりぎりまで移動し、まるで1頭立て1000m直線レースをしたかのように、外ラチ沿いを走ったまま1着でゴールしました。

新潟競馬場の幅員が25mですから、かなりの距離ロスしながらの勝利は、多くのファンを驚かせたことでしょう。新馬戦が4番人気でしたが、2戦目の1勝クラスは1番人気に推されます。今度は中段の位置取りから進め、直線に向かった時にはまだ最後方と絶望的な位置でしたが、外に進路を持ち出した後、ぐんぐんと脚を伸ばし、上り最速で5馬身差で快勝しました。父も母もダート血統の配合から、芝でこんな勝ち方をするとは思いもしませんでしたが、この2戦とも規格外の走りで、怪物オルフェーブルを彷彿とさせる驚きの内容で快勝しました。

芝のG1だけでなく、ダートのG1でも通用しそうな気配もしますが、芝路線での活躍に期待してここはリフレイムを中心視した馬券で勝負したいと思います。