G1馬の下の弟妹は、兄姉と同じように活躍出来るケースのほうが少ないことはご存知の通りのはずですが、それでもその血統背景から人気になることが多く、ファン・オーナーサイド・陣営ともにやきもきしてしまうことが多いのではないでしょうか。
今週日曜東京の8レースに組まれている2歳特別戦・ベゴニア賞に登録のあるキングストンボーイは皐月賞馬エポカドーロの半弟で、父は期待の新種牡馬ドゥラメンテと、来年のクラシックも期待される1頭で、ここは確実に2勝目を狙いたいローテーションと思われます。
前走のサウジアラビアロイヤルカップでは2番人気の支持を受けたものの、出遅れから更に道悪の影響も受けたか道中中断追走から流れ込んでの5着と消化不良の結果に終わってしまいました。
今回もデビューから乗り続けるルメール騎手を配してきており、上位人気は必至でしょう。
デビュー戦が洋芝の札幌競馬場の芝1800mでクビ差の接戦を制しての勝利ということもあり、現状ではまだまだ素質開花と言い難いところもありそうですが、ルメール騎手がこのレースで過去5年2勝を挙げており相性の良いレースとなっています。
2016年のベゴニア賞勝ち馬サトノアレスは、同じ美浦・藤沢厩舎の管理馬で、後に朝日杯FSを制しているため、陣営としてもここを勝ってG1という縁起の良い流れを作りたいところでしょう。
ルメール騎手としてもメインレースで騎乗するアーモンドアイに向けて良い流れを作りたい一戦ですね。