春は、後一歩の所でクラシック出走が敵わなかったメートルダール。ローズステークスにシンハライトを送りこむキャロットファームの所有馬だが、実績が大きく違うため、シンハライト程の人気にはならない。シンハライトは順当にいけば本番の秋華賞でも主役候補。一方メートルダールは伏兵。しかし、セントライト記念のメンバーはそれ程強烈ではない。強烈なのはメートルダールの末脚の方だ。
強敵は、皐月賞馬・ディーマジェスティ。その他の馬とは互角に戦えるはず。皐月賞馬・ディーマジェスティも末脚はかなり切れる。ここはどちらのキレが上かの末脚勝負になるか?ディーマジェスティは、余りにも末脚が切れるので、菊花賞より天皇賞・秋の方が良い気がするのは、私だけだろうか?ディーマジェスティの兄弟は中距離馬がずらりと並ぶ。距離には限界のあるタイプと思っていいだろう。とは言え、ヨーイドンの菊花賞であれば距離の誤魔化しは効く。展開次第では距離は何とかなる。それはメートルダールにも同じ事が言える。
ディーマジェスティはここは余裕があるが、メートルダールは現在収得賞金900万円。本番の菊花賞に出走する為には3着までに入り優先出走権を得たい。少しの判断ミスが致命的になってしまう。メートルダールは今後の事を考えれば、2着以内に入って、本賞金加算をしたい所。3着までに入れば確かに本番の菊花賞には出走出来る。しかし、菊花賞で連対すれば問題はないが、連対し、本賞金加算が出来ないと条件戦からの出直しになってしまう。それを避けるにはセントライト記念で連対が求められる。