【こうやまき賞2020予想】条件戦ながら1,2着馬の今後に注目のレース

12月に入ってからの2歳1勝クラス特別戦となると、2歳G1への参戦が間に合わない組での対戦となるため、どうしても目立ちにくいレースになりがちですが、クラシック本番は来年ということで、この時期に2勝を挙げておくことは賞金面でも大きなアドバンテージとなります。それに加えて、過去のデータから2着馬の今後の動向も気になるのが、日曜中京9レースに組まれている芝1600mの「こうやまき賞」です。

距離を考えると皐月賞、ダービーというよりはNHKマイルカップや牝馬なら桜花賞などを視野に入れた競走馬たちのレースというイメージですが、過去5年の出走馬を見ると2016年の勝ち馬ペルシアンナイトは皐月賞2着まで善戦しており、2017年の2着馬グローリーヴェイズはその後菊花賞にも参戦し、今年はジャパンカップで人気サイドに推されるまで飛躍を遂げています。

今年の登録馬を見渡すと、先々期待ができそうなハイレベルな競走馬たちの参戦が見込まれています。サーブルオールのジャンカズマをはじめ、マーメイドS勝ち馬リラヴァティの初仔で父モーリスのストゥーティ、キズナ産駒からは短距離路線で活躍中のプールヴィルの半弟スーパーホープや、ケイティープライドの半弟ダディーズビビッドなどが参戦してきます。

過去5年のデータでは1番人気が4連勝中で【4-0-0-1】と圧倒的な強さを見せているため、当日のオッズは気になるところ。

登録10頭と、フルゲート16頭のレースにしては寂しい頭数になりそうですが、勝ち馬だけでなく2着馬まで目をつけておきたい一戦なので、チャンピオンズカップがメインレースに組まれている日用中京ですが、このレースにも目を向けてみてはいかがでしょうか。