先日のチャンピオンズカップはチュウワウィザードが中央G1初制覇、2着には長く日本のダート界を牽引するゴールドドリームが入り、クリソベリルこそ崩れたものの、力のある馬たちが強さを見せつけたレースとなりました。
また、今年の内容の悪さから人気を落としていた2019年のフェブラリーステークス勝ち馬インティが抑える競馬で3着に食い込んでおり、来年に向けて復活の狼煙を上げています。
そんなインティと同じ栗東・野中厩舎のロードレガリスが今週日曜、阪神10レースに組まれているベテルギウスステークスに、再び武豊騎手とのコンビで挑みます。
重賞路線へ参戦してから勝ち星に恵まれていませんが、寒い時期に結果を残してきた馬でもあり、2月のオープン・アルデバランステークスで勝利しているようにリステッドなら改めて再評価したい一頭ではないでしょうか。
前走のJBCクラシックは相手関係が流石に強力すぎたのか、4番人気とまずまずの支持を受けたものの、後方待機から流れ込む形での7着と、見せ場も作れない内容でしたが、相手関係が落ちることで今回も引き続き人気を背負うことが予想されます。
スムーズに逃げると強さを発揮するベストタッチダウンが出走を予定しており、目標になる有力馬を前に見ながらの競馬ができそうで展開も向きそうです。
3歳馬からはエスポワールシチーの半弟のミヤジコクオウや、2連勝中のテーオーケインズが参戦を予定しており、頭数もフルゲートが予想されるだけに面白い競馬が期待できそうです。
厩舎の先輩・インティの主戦もつとめている武豊騎手が、どちらに乗るか悩むくらいの大物になれるかどうか、仕切りなおしとともに試金石の一戦となりそうです。