宮崎特別でのナムラシングンの衝撃について以前書かせていただきました。皐月賞でもまずまずの競馬を見せたナムラシングン。古馬相手に馬なりで圧勝して今週開催の神戸新聞杯へ備えました。
当然春の既存勢力のエアスピネル・サトノダイヤモンドは強敵になりますが、古馬と戦った強みがナムラシングンにはあります。かつエアスピネルには距離の不安、サトノダイヤモンドは右回り・坂コースは成績がいいとは言い切れない面があります。
一方、ナムラシングンにとって右回り、かつ坂があるコースはむしろ小倉よりも歓迎といえる舞台。セントライト記念は皐月賞馬ディーマジェスティが、ローズステークスではオークス馬シンハライトが快勝と、春の既存勢力がまだまだ幅を利かせており、やはり壁は厚いと思えるところですが、ここで勝てるようなら本番も期待大になります。
奇しくも同じヴィクトワールピサの代表産駒である桜花賞馬ジュエラーは秋初戦はほろ苦い結果。骨折明けとはいえあそこまで負ける馬ではないと思いますが、ヴィクトワールピサ産駒の底力を見るという意味で、ここは試金石。
登録馬17頭、3着までに入るのも至難ともいえますが、本番の菊花賞はおそらくフルゲート。ぜひ権利を獲って最後の1冠に殴りこみをかけてほしいものです。