牝馬にはかわいらしい名前がいいな、と常々思っていて、個人的にヒットなのがユキチャンでした。馬名とここまでもピッタリ・シックリくるものかと感心したものです。母のシラユキヒメから追いかけているファンの方は、同様の衝撃を受けたのではないでしょうか?勝てば当然ファンが増える。たとえ負けてもファンは見放さないどころか更にファンが増える。競馬人気に確実に寄与した名牝といえるでしょう。
一方で、馬名にかわいらしさはまったくありませんが、馬名と一致した強さを見せた牝馬がいました。例えばメジロドーベル。「牝馬にドーベル・・・」と最初見たときは思ったものです。メジロドーベルマンにしてせめて牡馬につけてあげればいいのに、と思ったものですが、デビュー後の活躍を見ているうちに、やはり彼女はドーベルが一番しっくりくるな、と思い直したわけです。
そんな馬名にまつわるお話をしたのにはわけがあります。ダート短距離界で活躍中のブルドッグボスの半妹が、なんとブルドッグギャルと名づけられたのです。個人の感想にはなりますが、これまた女の子に付けるにはかわいらしいというのは疑問符のつくところ。兄と同じ栗東・西浦厩舎です。ブルドッグボスは父ダイワメジャー、そしてブルドッグギャルは父ハーツクライです。
となると芝中距離スタートか?と思いきや、芝向きと考えてはいるものの、どうやら兄と同様距離適性は短めというジャッジが下っているようで、10月の京都開催に向けて仕上げてきているようです。兄は15戦6勝。出走すべて掲示板という記録ホルダー。こちらもどこまで続くか気になります。
妹も続けるか気になるところですが、馬体が小柄な400キロ程度ということで大型馬の兄とはまたタイプが違うようです。
参考までに近親にはダービーで善戦したコメートなどもいるため、距離適性に関してはまだ短距離と決めるには早計にも思えますが、まずは兄と同じく安定感ある走りを見せてもらいたいものです。