気づけば今年も残り三ヶ月ちょっとということになりました。馬券の年間収支をつけている方は、ため息が増えてきているかもしれません。とはいえ、今週からいよいよ秋のG1シーズンが開幕です。登録馬20頭、フルゲート必至のスプリンターズステークスです。
人気はおそらく春秋連覇がかかるビッグアーサーに集中するでしょうが、やはり気になるのは前走で逃げたこと。逃げてよし、差してよし、というG1馬は数少ないように思えます。わたしの記憶ではマヤノトップガンなどが自在性を持っていた数少ないG1馬。強いのは認めますが中山コース初、かつ中二週のローテも初、となると不安要素が多いのも否めません。
そこで今回は大波乱を期待し、ティーハーフに注目したいと思います。登録順では16番目。つまり除外なく出走がギリギリで可能。そしてG1では足りないようにも思えますが、高松宮記念では14番人気ながら6着とハイレベルな内容も記録。中山コースは5戦してオール着外なのでコース適性では推せませんが、ぜひ確認しておいてもらいたいのがローテです。セントウルSから中二週はビッグアーサーと同じですが、その戦績が非常に優秀で、【2,1,1,1】となんと3着以内が75%という確率。ヤネも追い込み馬とのコンビでは不気味極まりない池添騎手を想定しています。
前走は11着とはいえ脚を余した内容で差は2馬身程度。不利なく末脚勝負に徹すれば活路は開けることでしょう。ネロやミッキーアイルなど強力な先行馬がいるだけにビッグアーサーも前回ほど楽な競馬はできないでしょうし、前が速くなるのも予想されます。馬券のヒモには欠かせない1頭になりますので、ぜひ覚えておいてください。