【カンナS予想】能力上位カシノマスト

最終登録馬を見渡すとこれと言って、能力がずば抜けている馬はいないカンナステークス(10/1 中山4R)。中山の芝1200Mで行われる一戦。2歳戦とはいえ、この距離でスローペースになる事は考えにくい。しかし、ここが落とし穴。ハイペース=差し・追い込み有利の方程式が通用しない。中山の芝1200Mで差し、追い込み馬が上位に来るケースは、中山の急坂で前の馬が完全に脚が上がってしまった時が圧倒的に多い。

ここはこのメンバーの中でスピード能力が上位のカシノマストの先行押切の可能性が高い。九州産馬ながら、小倉2歳Sで3着に入線しているように、九州産馬だから能力は2枚落ちと侮ると痛烈なしっぺ返しを食らう。確かに九州産馬は能力の劣る事が多い。しかし絶対ではない。カシノマストは別と考えた方がいいだろう。

逃げても良し、控えても良し。中山の急坂でパッタリ止まる事は考えにくい。ここは普通に走れば、最低限連対する確率が高い。悪くても馬券圏内の3着を外す事はないだろう。上位人気確実だが人気でも逆らわない方がいいだろう。これから先は重賞競走は距離が延びるので重賞路線では少し厳しい戦いになるかも知れないが、ここは何が何でも1着を取りにくるだろう。その他の馬は一長一短のメンバー構成。人気薄の一発に注意しなければいけない。但し、カシノマストが単勝1倍台の断然の人気に推される事はないだろう。