父ルーラーシップ・母タンザナイトのダンビュライト。新馬戦は超スローペースの競馬ながら、先行して抜け出し2着馬に5馬身差の大楽勝劇を演じた。同じ中京のマイル戦を快勝したクライムメジャーとはタイム差があるが、天気もペースも全く異なる為、一概にタイムだけでその差をはかる事は出来ない。タイムだけ見るならクライムメジャーの勝った新馬戦のドンケツ以下。人気は間違いなくクライムメジャーだが着順はひっくり返したい。こんなことを書くと失礼かもしれないが、ルーラーシップは前評判以上に非常に良い産駒を送り出し、平均点以上の産駒が多い。
ルーラーシップは国内GⅠ勝ちこそないが、香港のクイーンエリザベスCを制している。またラストシーズンは秋古馬3冠(天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念)を連続3着と結果を残した。現役時代は切れ味鋭い末脚が大きな武器だった。そんなルーラーシップの産駒は馬産地での評判もいい。リーズナブルな種付け料に平均点以上の産駒を輩出してくれるので、社台グループ以外の中堅や小規模牧場からの評判が高い。その産駒ダンビュライトにかかる期待は大きい。母の母キャサリーンパーからはアロンダイト、クリソライト、マリアライトと言ったGⅠ馬の輩出される名門の血統。
意外に後ろから競馬をした方が良いタイプかもしれない。前走は、新馬戦で超スローペースを先行して大楽勝。今回も小頭数。前は早くならない可能性が高いがクライムメジャーを倒す為には思い切った競馬をした方が良い。父の持ち味の末脚勝負でも良いのではないか?