2021年の中央競馬の開幕を飾る重賞は「中山金杯」です。毎年言われていますが、新年一発目のここをしっかり的中して「金杯で乾杯」したいものです。
中山2000mハンデ戦に集まったのは17頭。その中で穴馬として最有力視しているのが4歳牡馬のココロノトウダイです。明け4歳馬のハンデは古馬より少し軽くなることが多いですが、今年の場合は4歳馬で出走してきた3頭のうち、ココロノトウダイ以外の2頭、ディープボンドが56kg、ダーリントンホールが55kgと古馬とあまり変わらない斤量となっています。
両馬ともに重賞馬ですから実績的には仕方がないところではありますが、例年の4歳馬の斤量メリットを考えるとそれらの実績馬より53kgのココロノトウダイの方が魅力的に見えます。ココロノトウダイの戦績を見てみますと、重賞勝ちこそないものの3戦して5着、7着、6着と実績馬とそんなに差のないレースをしています。いずれのレースも斤量56kgだった馬が今回デビュー以来もっとも軽い斤量となる53kgということで、ひと伸びが期待できそうです。
また、重賞以外の5戦は4勝2着1回とパーフェクト連対しており、能力の高さとこの安定感が同馬が重賞級の実力を持っていることを証明していると言ってもいいでしょう。さらに、鞍上の丸山騎手はデビュー以来全てのレースに騎乗しており、この馬の事は手の内に入れているはずです。デビュー以来全レース同じコンビと言うのは、今回の出走馬17頭の中で唯一ですし、約半分の8頭もの馬が騎手乗り替わりですから、ココロノトウダイと丸山騎手のコンビ力はかなり魅力な部分となりそうです
ということで今年の中山金杯は、ハンデが恵まれたココロノトウダイと丸山騎手のベストコンビが2021年最初の重賞制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。