JRA初参戦となった札幌競馬場のWASJ参戦を経て、さらに地方競馬の短期免許での騎乗も実現し話題となったフランスのミカエル・ミシェル騎手ですが、彼女がフランスで持っていた女性騎手の最多勝利記録である72勝を、若干21歳であるマリー・ヴェロン騎手が昨年更新しました。
デビュー4年目にしての記録達成で、デビュー当時はアラン・ドロワイエデュプレ厩舎の見習いとしてスタートし、現在はフランスダービー馬・サオノワを育てたジャン・ピエール・ゴヴァン厩舎に所属しています。
戦績を見てみると2017年は4勝と控えめながら、2018年にいきなり42勝、続く2019年には少し数字を落としたものの40勝と勝利を重ねたところで、昨年2020年は約2ヶ月のロックダウンを含んでのもので、今年はさらなる躍進にも期待がかかります。
フランスのリーディングでしのぎを削る騎手たちにはプドー騎手、ギュイヨン騎手、クリスチャン・デムーロ騎手、バルザローナ騎手、スミヨン騎手など、短期来日でもお馴染みの名前が多数ならんでおり、それらに続く活躍となっています。
また、昨年の活躍によって今後2年間、JRAの短期免許取得条件もクリアしました。
コロナウイルス対策次第といったところもあり、今年の来日が叶うかどうかは不明ですが、ミシェル騎手同様にWASJ参戦や短期免許での来日なども、コロナウイルス収束後には期待できるかもしれません。
日本でも藤田菜七子騎手が一定の活躍を遂げており、今年の3月には新たな女性騎手が誕生予定となっています。今年も女性騎手の活躍が各地で見られるか、楽しみな一年になりそうですね。