【セントポーリア賞2021予想】さらなる躍進に期待の横山武史騎手、ヤマカツエースの半妹ルースに騎乗

昨年に引き続き今年も注目を集めるのが、先週時点で6勝を挙げ、関東リーディング5位につける美浦の若武者・横山武史騎手です。

昨年の新潟牝馬ステークスのウラヌスチャームでの積極的な騎乗など、大胆な戦法は父親譲りと言えるところもありそうですが、未だ見ぬG1勝利という大きな勲章へ向かうには、さらなる有力なお手馬との出会いが求められるところではないでしょうか。

そこで今回注目したいのが、今週日曜9レースに組まれている3歳1勝クラスの特別戦に登録のあるルースとの初コンビです。

登録馬は8頭と少なめですが、ルメール騎手が引き続き騎乗するディープインパクト産駒のグレートマジシャンに、同じく初コンビとなる武豊騎手とロードカナロア産駒のヴェルトハイム、そして調教師試験に合格し引退を目前に控えた蛯名騎手はモーリス産駒のルドヴィクスで参戦予定と、少頭数ながら強力な布陣となっており、人気薄が予想されるルースで穴を開けることができるかに注目しています。

ルースの血統背景を見てみると、昨年の新種牡馬として注目を集めたドゥラメンテを父に持ち、母はヤマカツマリリンということで、半兄には重賞戦線で長く活躍したヤマカツエースがいます。

未勝利戦脱出後は、サフラン賞3着などの実績もあり、前走では牡馬相手のシンザン記念にも挑んでおり厩舎の期待も高い1頭と思われます。

過去5年のデータでは牝馬の相性も【1-1-0-6】と悪くなく、連対率25%となっており、人気を背負うことになりそうなヴェルトハイムともども馬券検討にはくわえておきたいところです。

栗東・池添厩舎の管理馬ということもあり、横山騎手としても関西馬で結果を残すケースが増えてくれば必然的に騎乗馬の質、依頼数ともにあがってくると思われるだけに、重賞ではありませんが、人気以上の走りを期待して応援したいですね。