【関門橋S予想2021】マンオブスピリット、大敗続きから脱出なるか?

今週日曜小倉のメインレースに組まれているのは芝2000mで行われる4歳以上のオープンレース・関門橋ステークスです。フルゲート18頭に登録15頭とまずまずの頭数が揃いました。

今年は藤田菜七子騎手騎乗のナルハヤと、同じく逃げて結果を残しているミスディレクションが登録していることから、前が速くなることが予想され、後方待機策を取りそうな馬から馬券検討は入りたいところです。

今回取り上げてみたいのが、明け4歳となって改めてこのクラスで仕切りなおしとなるルーラーシップ産駒のマンオブスピリットです。

昨年は未勝利戦、つばき賞と連勝し、京都新聞杯ではディープボンドとハナ差の接戦で2着と芝中距離で結果を残してきましたが、その後のダービーは出遅れて16着、秋復帰初戦となった神戸新聞杯は道中でモタれる面をみせて9着、菊花賞ではまたも出遅れて11着と、持ち味が発揮できない競馬が続いています。

今回はコントレイル相手の競馬が3戦続いたことを考えると相手関係は楽になる点と、4ヶ月前後の休み明けは【1-0-0-1】と悪くない戦績を残している点から、出遅れさえなければ勝ち負け可能と思える舞台が整った印象もあります。

3場開催ということもあり、今回は団野騎手との新コンビで挑みますが、これまでスミヨン騎手、ルメール騎手、北村友一騎手、デムーロ騎手といった騎手が選択されてきた馬だけに、厩舎の期待度の高さもうかがえる馬に騎乗できるチャンスとなっており、同世代のバンバラッサやワールドウインズなども登録してきていますが、戦ってきた相手を考えると、ここではスムーズに競馬できれば1枚上の能力を秘めているのではないでしょうか。

また、ここまで大敗続きということで、昨年春先の実績よりもやや下回る人気が想定されるだけに、今回は穴馬の1頭として注目しておきたい1頭ですね。