阪神競馬の日曜メインは京都記念です。今年は、京都競馬場改修のため阪神競馬場で行われますが、大阪杯や宝塚記念が阪神競馬場で行われるだけに、例年以上に直結しやすくなりそうです。予行練習としては、これ以上ない条件と言えるでしょう。
とは言え今年も11頭と少頭数での開催。注目すべきはやはり前目で競馬ができる馬でしょう。馬場は当日にチェックする必要がありますが、開幕週の馬場なら前が止まらない可能性は高そうです。
そこで注目しているのが、7歳セン馬のダンビュライトです。
ダンビュライトは2019年の京都記念の覇者ですが、以降勝ち星から遠のいており、過去制した舞台で何とか復活を果たしたいところ。昨年は6歳でセン馬となりましたが、去勢以降は3戦して9着9着7着と結果が出ていません。去勢の効果が見られないのは致し方ありませんが、前へ出ていく前進気勢を活かして勝利してこそ、この馬らしい勝ち方と言えるかもしれませんね。
今回は一昨年と違って阪神での開催となりますが、阪神はG1の大阪杯(6着、9着)と宝塚記念(5着、9着)と過去2回ずつ出走し、上位馬と差のない競馬をしてきているので舞台で割引く必要はないでしょう。
また、今回は出走馬11頭中10頭もの馬の騎手が乗り替わりとなります。ダンビュライトは唯一乗り替わりがない馬ということで、これは一つアドバンテージとなるのではないでしょうか。トップジョッキーへの乗り替わりでは、馬が激変して激走することもあるものですが、如何に馬にとっていい走りができるかと言えば、やはり騎手が続けて乗ることが一番なのは間違いないところでしょう。
ダンビュライトの鞍上は主戦騎手の松若風馬騎手。一昨年の京都記念を制した際のコンビでもあり、以降は一度も乗り代わることなく松若騎手一筋でここまで来ました。復活するなら、2年前に制したレースで松若騎手とでしょう。
ということで今年の京都記念は、復活目論むダンビュライト×松若風馬騎手の復活Vに期待したいと思います。