結果を出せないとリーディング上位騎手に乗り替わりというケースが多い中で、今年は団野騎手が日経新春杯をショウリュウイクゾで、菅原騎手は東京新聞杯をカラテでそれぞれJRA重賞初制覇を成し遂げるなど、若手の底上げも期待できる1年になりそうですが、波に乗れない中堅世代にとって相変わらず厳しい時代であることは変わりないようです。
調教師サイドとしては乗せ続けたいという意向があってもオーナーサイドの理解がないと継続騎乗が難しくなっている中、今週土曜9レースに組まれている2勝クラスの特別戦・箱根特別に登録のあるロバートソンキーと伊藤騎手のコンビは長く継続してほしいと思えるタッグといえるかもしれません。
昨年は夏競馬にも参戦し、1勝クラスで2着と取りこぼす結果にはなったものの、菊花賞の権利を獲得するため挑戦した神戸新聞杯では14番人気ながらコントレイル相手に3着に食い込み、菊花賞優先出走権を獲得しました。
続く本番ではゲートでアオってしまい厳しい展開にはなったものの、またも人気を大きく上回る6着と健闘し、ゲートさえスムーズだったら掲示板も狙える競馬内容でした。
その後クビ差の接戦ながら1勝クラスをやっと卒業し、連勝を狙って芝2400mに狙いを定めてきました。
東京コースは1戦1勝と文句なしの戦績で、左回りコースは中京、新潟競馬とも相性が悪くないだけに狙い済ましての参戦と思われますが、同世代のアイアンバローズやアルディエンテなど、このクラスで人気をすでに背負って競馬してきた馬たちが相手となるだけに、昇級初戦でどこまでやれるのか注目です。
過去5年のデータをみても勝ち馬は4番人気以内におさまっていることから大荒れは期待しづらいレースとなっていますが、前走重馬場で勝利していることから馬場状態問わず安定した走りが期待できそうなロバートソンキーは馬券検討にはぜひくわえておきたい1頭ですね。