2連続1番人気ながら馬券圏外続きとなると、次のレースでの評価は真っ二つに割れるのではないでしょうか。三度目の正直を信じる人と、二度あることは三度あると諦める人。
そういった意味で注目したいのが、今週日曜阪神の9レースに組まれている2勝クラスの特別戦・春日特別に出走するワールドエース産駒のスペードエースです。
母はハルーワソングということで、半兄に新潟記念、中日新聞杯を制したマーティンボロを持ち、ヴィルシーナやシュヴァルグラン、ヴィブロスなどの叔父に当たる血統背景となっています。
シルクレーシングの所有する栗東・友道厩舎の管理馬となっており、今回はテン乗りとなる武豊騎手とのコンビで挑みます。
今回でデビュー5戦目となりますが、デビューから2戦はルメール騎手、福永騎手で連勝しており、クラシック参戦の期待もかかりましたが、その後8ヶ月の休養を余儀なくされ、復帰初戦から2戦、古馬相手に結果が残せず、今回で2勝クラスへ3回目の挑戦となります。
小倉競馬場、阪神競馬場で勝利を挙げていることもあり、前走では10番手から末脚が切れず5着どまりとなってしまっていますが、古馬との対戦も3戦目ということもあり、クラスなれも含め、そろそろ人気に応えてくれるほうに期待したいところ。
登録10頭とやや少な目のメンバーとなりましたが、ニホンピロ血統のかたまりといえるニホンピロアワーズ産駒のニホンピロスクーロが昇級初戦、前走このクラス2着のディープインパクト産駒のファルコニア、そして休養前になりますがこのクラスで3着、2着の実績のあるキズナ産駒のルリアンが出走を予定しており、なかなかレベルの高い1戦となりそうです。
過去5年のデータでは1番人気の連対率は100%となっているだけに、当日どの馬が1番人気に支持されるのかも気になるところですが、3度目の正直でようやくこのクラス脱出なるか、スペードエースの走りには注目ですね。