中共競馬の日曜メインは古馬中長距離G1路線のステップレース「金鯱賞」が行われます。ドバイや大阪杯へ向けた前哨戦として近年注目されているレースです。
今年は、昨年の牝馬三冠を達成したデアリングタクトが最大の注目馬となりそうです。その他にもGⅠ馬キセキ、ペルシアンナイト、グローリーヴェイズに加えて、現在4連勝中でデビュー以来8戦全連対というポタジェ、G3・3戦連続連対中のブラヴィスなどの昇り馬なども出走してきました。
その中で注目しているのは、サンレイポケットです。サンレイポケットはジャングルポケット産駒の6歳牡馬で、これまで重賞勝利はありませんが、昨年の毎日王冠で3着、今年の日経新春杯で4着と重賞でも上位に食い込む実力の持ち主です。
しかしながら、今回のG1馬4頭と昇り馬が集まった強敵メンバーの中に入るとやはり見劣ってしまいますが、それでも注目したい理由は、サンレイポケットがとにかく左回りが得意だと言うことです。全4勝のうち3勝が左回り、左回りに限っては、勝率33%、連対率55%、3着内率は77%と好成績を残しています。
左右回り別の成績の比較を見てみても、他馬に比べて左回りがより得意だという結果となっています。中京競馬場での成績も3戦して2勝と日経新春杯での4着とこちらも中京未出走の馬が多い中、抜けて好成績を上げています。
10頭中デアリングタクトとポタジェを含めた4頭が中京競馬場初参戦となりますので、サンレイポケットの経験はかなり有利と言えるかもしれません。
鞍上は、今回初めてのコンビとなる秋山騎手ですが、これまで中京競馬場の重賞を6勝していて、リーディング上位のルメール(6勝)、デムーロ(9勝)、福永(16勝)、川田騎手(9勝)に次ぐ成績を残しています。鞍上は中京競馬場が密かに得意なのです。左回り得意なサンレイポケットとのコンビならば、いいレースを魅せてくれることでしょう。
ということで、金鯱賞は、左回り得意のサンレイポケットが中京得意の秋山騎手とのコンビでかなりの強敵達を見事に撃破してくれることに期待して応援したいと思います。