今年で6回目を数える、JBCレディスクラシック。ダート路線を歩む牝馬にとっては、ここが大一番と言えるでしょう。
ホワイトフーガ、トロワボヌール、アムールブリエなどお馴染みのJRAメンバーに、ララベル、ブルーチッパー、トーセンセラヴィと南関東勢もタレント揃い。芝からの転戦となる桜花賞馬レッツゴードンキの走りにも注目が集まります。
さて、このレース。過去5年のデータを振り返ってみると、ある共通点が浮かび上がってきます。それは、「リピーターレース」であるということです。
2011年1着→2012年1着(ミラクルレジェンド)
2014年1着→2015年2着(サンビスタ)
2014年2着→2015年3着(トロワボヌール)
もちろん、中には2012年2着→2013年6着クラーベセクレタのように、着順を落としている馬もいますが、大半の馬が2年連続で好走をしているのです。
このJBC競走は各競馬場の持ち回りで、毎年競馬場も違えば距離も違うわけですが、ではなぜそれでリピーターレースとなったのでしょうか。
理由はいくつか考えられますが、一番の理由は顔ぶれが変わらないからでしょう。
一昔前とは違い、食べる物からトレーニング施設まで充実している今は6歳牝馬とはいえ、バリバリのOP馬です。決定的に競走寿命が延びたことにより、いつまでも下が育ってこないという環境があるわけです。
データ通りに行くと、今年の注目馬は昨年の覇者ホワイトフーガ。そして3着のトロワボヌール。昨年の2着が不在となれば、4着アムールブリエにもチャンスが広がる計算となりますね。
いずれにしても今年もJRA勢優勢かなぁという気がしますが、どうでしょうか?