今週土曜中山競馬のメインレースは4歳以上オープンのハンデ重賞のG3・ダービー卿チャレンジトロフィーです。フルゲート16頭が揃い、ハンデ戦らしく予想のし甲斐がある面白いレースになりそうです。
過去10年の勝ち馬をみると、このレースをステップに大きな飛躍を遂げたモーリスの名もあり、今年の勝ち馬がそれに続く活躍を見せられるかどうかも注目のレースとなっています。
昨年も参戦していたリピーターの馬をみてみると、10番人気2着と波乱の立役者となったボンセルヴィーソが今年は東風ステークス2着からの参戦で昨年ほど人気薄にはならない可能性もあります。
馬券妙味という意味では、昨年はこのレース5番人気3着と健闘しているものの、その後は安定感なく大敗が目立っているだけに、今年はかなり人気を落とす可能性もあるレイエンダが面白い1頭ではないでしょうか。
美浦・藤沢厩舎の管理馬で、レイデオロの全弟という良血馬。鞍上は昨年このレースでの3着以来となる丸山騎手と久々のコンビで挑む予定となっています。
今年でみると藤沢厩舎と丸山騎手のコンビでは、オーシャンステークスで久々の復活の勝利を挙げたコントラチェックがおり、キャロット所有馬という点もレイエンダと共通しているのもトレンドとしては注目しておきたい点といえます。
臨戦過程は芝マイルにこだわらず2000mや2200m、ダートを試したりと試行錯誤がなかなか実っていない現状ですが、中山コースはこれまで【0-1-1-0】と勝ち星こそないものの安定感ある走りを見せているだけに、楽しみな1頭ではないでしょうか。
また展開面をみても、有力と目されるスマイルカナ、ボンセルヴィーソ、ウインカーネリアンあたりは前につけて粘りこみたいタイプだけに、ここ数戦は不発が続いている末脚も今回はハマる可能性があるのではないでしょうか。