土曜阪神8レースに組まれている障害4歳以上のオープン戦・三木ホースランドパークJSは昨年、1着タガノエスプレッソ、2着タガノアンビール、3着タガノグルナと、同一馬主の馬がワンツースリーを飾った珍しい記録を持つレースです。
また、過去5年のデータを見ると、2017年は1着メイショウソラーレ、2着メイショウオトコギで決まり、2019年は2着シゲルロウニンアジ、3着シゲルサツマイモが入線しており、同一馬主の複数出しには警戒したいレースと言えそうですが、今年は登録10頭全てオーナーが違う馬たちとなりました。
傾向的には関東馬が苦戦するレースで、今年のメンバーでみるとトーアディラン、トーヨーピースにとっては鬼門といえるレースとなるかもしれません。
そういった観点から関西馬から狙いたいレースとなっていますが、注目したいのは平地の実績、また血統面からも先々期待が持てそうな7歳馬グローブシアターです。父キングカメハメハ、母シーザリオという血統背景で、栗東・辻野厩舎の管理馬となっています。
障害未勝利戦脱出のパートナーでもある高田騎手がオープン入り後も主戦をつとめていますが、掲示板に乗るのがやっとという内容が続いており、前走では3着に健闘したものの、勝ち馬のエイシンクリックからは14馬身差と大差をつけられています。
障害オープンの実績では他馬に劣る現状で、阪神競馬場の障害コースは初めての参戦となりますが、オープン入り後4戦目となり、そろそろクラス慣れも見込めそうです。
同じく平地での実績があるケイティクレバーや、中山大障害など大きなレースキャリアもあるビッグスモーキーが参戦を予定しており、登録頭数こそ少ないものの楽ではないメンバーが揃いそうですが、登録馬の中では60キロと斤量は少し恵まれているだけに、注目しておきたい1頭ですね。