【エリザベス女王杯2016予想】殿下の悲願!パールコードが初G1制覇を狙う!

昨年のジャパンカップ勝ち馬・ショウナンパンドラの引退が先週発表されました。ヴィクトリアマイル後に左前球節をいためたものの、復帰可能な程度の怪我との夏から続いた休養でしたが、復帰を待たずに引退となりました。牝馬にはこれからも大事な仕事が待っています。近親にステイゴールドのいる超良血。どんなお婿さんを迎えるかも気になりますが、まずは無事に牧場に戻ってほしいものです。

というわけで、今年の牝馬の総大将となるのはマリアライトとミッキークイーン。ヌーヴォレコルトがアメリカ遠征で不在のため、この2枚看板で今年のエリザベス女王杯を迎えることになります。休養の続く素質馬デニムアンドルビーはこのあたりで見たかったところですが、金鯱賞での復帰を見込んでいるようです。

フルゲート18頭に対して登録は16頭。秋の天皇賞のときもそうでしたが、なぜ頭数がそろわないんでしょう。今年でいえば秋はマカヒキ、ヌーヴォレコルト、カレンミロティックしか海外遠征していないわけで、この頭数の少なさは盛り上がりに欠けてしまいます。

とはいえ馬券検討からいえば頭数は少ないほうがありがたい。ミッキークイーン、タッチングスピーチの両馬はたたき台となるレースがなく、春明けからぶっつけ本番でここに挑みます。

マリアライトも昨年と同じくオールカマー5着からの参戦となりますが、前走の内容は昨年のオールカマーよりも内容が悪い、と見ています。ピークを過ぎたか、あるいは本調子に戻っていないか。

以上のことを踏まえ、今回は未完の大器パールコードに注目したいと思います。

ジュエラーが順調なら参戦予定でしたが筋肉痛で回避となったここで、第二のヴィクトワールピサ産駒が輝きを放つと見ています。オークスこそ自重したものの、春から素質は買われていた一頭。デビュー以来掲示板をはずしていない安定感と叩き3戦目となる今回こそメイチの仕上げと判断。鞍上の川田騎手もラキシスでこのレースの勝利経験があり、いいイメージをもって挑みます。距離もジュエラーと違い、中距離でこその馬。オーナーであるカタールの前首長・ファハド殿下に最高のプレゼントをしてくれることでしょう。