【サンシャインS予想2021】昨年2着のヒシヴィクトリー、叩き4戦目で好転に期待

メインイベントといえば最後のお楽しみというイメージがあるかもしれませんが、競馬においてはメインレースの後に最終レースが1レース残されており、メインレースで不完全燃焼に終わった消費者心理を良く突いた番組編成であると感心させられます。

一日勝っていれば冷静に楽しめるかもしれませんが、そこまでの負け分を取り戻そうと意気込む競馬ファンも多いのではないでしょうか。

特にG1レースの後の最終レースともなれば比例して注目度もあがるため、予め確認しておきたいのが日曜中山12レース、皐月賞の後に開催される3勝クラスのハンデ特別戦・サンシャインステークスです。

有馬記念と同じ芝2500mの舞台で、フルゲート14頭に対して登録14頭とぴったり全馬出走可能となっています。

サングレーザーの半弟でステイゴールド産駒のバイマイサイドや、ステルヴィオの半弟でルーラーシップ産駒のヒシゲッコウなど良血馬の参戦も見込まれていますが、今回注目したのは長期休養明けから4戦目となるヴィクトワールピサ産駒のヒシヴィクトリーです。

美浦・牧厩舎の管理馬で引き続き主戦の木幡巧也騎手が騎乗予定となっています。

中山コースで3勝を挙げていることからコース適性も期待でき、また休養前には昨年のこのレースで勝ち馬サンアップルトンのハナ差2着の実績もあり、順調に来ていれば能力上位といえる1頭です。

休養明け初戦となった迎春Sでは14着大敗、続く湾岸Sは8着、3戦目となった美浦Sは7着と、結果が残せているとはいえない現状ですが、着差は着実に縮めてきており、叩き4戦目となる今回はさらなる上積みも見込めるのではないでしょうか。

皐月賞当日の最終レースということもあり、ルメール騎手、福永騎手、池添騎手はじめ、関西リーディング上位の騎手たちが騎乗するレースになりますが、中山コース3勝は登録馬の中でも抜けて相性がいいだけに、人気がそこまで上がってこない今回は馬券妙味にも期待できそうですね。