ラジオNIKKEIを1番人気で快勝し、続くセントライト記念は2着で、菊花賞の優先出走権を得ながら、敢えて菊花賞には向かわず、G3の福島記念に出走してきたゼーヴィント。ここはかなり手薄なG3らしいメンバー構成で、ゼーヴィント以外は安定した成績の馬はいない。普通に走れば馬券圏外に消える可能性はかなり低い。
ここに来ての充実度はG3の福島記念を使うのは少々勿体ない気もする。今後は年内に福島記念の後に1戦。金鯱賞か有馬記念かになりそうだ。中山コースで歴戦の強者相手に戦うか?金鯱賞で確率が高いレースに出走するか?クラブ馬だけに出走レースに関しても気を遣う。
そうは言っても最終的にレースに出走させるのは調教師。馬主の意向を酌むのは当然だが、最終的に調教師の提案したプランに合意するケースが殆ど。今週の福島記念は確勝級と言ってもいいだろう。G3にしてはかなりメンバーが手薄な一戦。ゼーヴィントに取っては勝つ材料が揃った。後は如何に上手く流れに乗るかだけ。4コーナー手前のごちゃつきに巻き込まれなければ直線突き抜けるだろう。福島の直線は短いがゼーヴィントにしてみたら長いも短いも関係ない。今後の出走レースを考えればここは負けられない一戦となる。