現在38勝を挙げ新人ジョッキーの中でトップを快走する木幡巧也騎手。新人2位の坂井瑠星騎手は22勝と16勝の差がある。あと、2カ月弱この差を逆転するのは難しいだろう。先週のルメール騎手のように1日・8勝もすれば流れは大きく変わるだろうが、新人騎手にそこまで爆発的勝利数を記録できる、馬はそうそう回ってこない。
やはり新人時代は如何に、人気より上の着順に持って来られるかが評価の対象になる。簡単そうで難しい。他のジョッキーも虎視眈々と上位を目指している。どんなレースでも簡単な競馬などはない。先週のルメール騎手の大爆発も、簡単な競馬は1つもなかった。少しでも油断すれば他のジョッキーに勝たれてしまう。
連勝を重ねるごとにプレッシャーが大きくかかって来る。それを跳ね除けるだけの騎乗技術と、どんなレースでも平常心で乗れるメンタル面も非常に強い。これは経験がなせるもの。新人ジョッキーに同じことを求めるのは酷な事である。現在新人トップの、木幡巧也騎手は38勝。2位の坂井瑠星騎手は22勝。この差は残りの競馬開催日から考えると逆転は至難の業、おそらく不可能と言って差し支えないだろう。
そうなってくると、あとは木幡巧也騎手が勝利数をどこまで伸ばす事が出来るか?ここがポイントになってくる。1年目からJRAの特別レースを制した事は今後、大きな自信になる。そして関係者からも、今度乗せてみるかと判断される材料になるので、しっかり勝っておきたい。