今週日曜阪神のメインレースは、1着馬に安田記念の優先出走権が与えられるG2・マイラーズカップです。今年はフルゲート18頭に登録17頭で、全頭出走可能となっています。
ここ2年はダノンプレミアム、インディチャンプと1番人気馬が強いレースとなっていますが、今年の1番人気馬が期待にこたえられるかどうかも注目です。
想定では京都金杯を12番人気で勝利し、続く中山記念でもヒシイグアスのクビ差2着に入っているケイデンスコールが1番人気となりそうなメンバー構成ですが、阪神コースはこれまで【0-0-0-2】と結果が出ているとはいえない舞台だけに、勢いは認めるものの危険な人気馬となる可能性もあります。
そこで今回注目したいのはケイデンスコール同様勢いのある競走馬で、2頭だしとなる栗東・笹田厩舎の2頭です。
そこで今回注目したいのが、栗東・笹田厩舎から2頭出しとなるエアスピネルとエアロロノアで、ケイデンスコール同様勢いがあり、お互い叔父と甥の関係になります。
3歳時はクラシック路線で善戦してきたエアスピネルは前走のパートナーである鮫島駿騎手、3連勝中の上がり馬のエアロロノアは池添騎手との新コンビで挑む予定となっています。
今年で8歳となったエアスピネルですが、昨年夏以降はダート路線中心に使われており、前走のフェブラリーSでは10番手追走から勝ち馬カフェファラオを猛追し2着と健闘しています。
芝のレースはマイスタイルに敗れた函館記念以来となりますが、阪神の芝コースは【1-1-0-1】とまずまずの相性となっており、芝替わりで人気が落ちるようなら面白い1頭となりそうです。
一方のエアロロノアは1勝クラスから前走の武庫川Sまでハナ差、ハナ差、クビ差と接戦をものにしての3連勝となっており、勝負強さが光る1頭となっています。
初の重賞挑戦ということで、壁がある可能性もありますが、祖母に秋華賞馬・エアメサイアがいる血統だけに、大舞台でこその馬かもしれません。
どちらが人気薄になるかは当日のオッズ次第になりそうですが、笹田厩舎の2頭は、馬券検討に加えておきたいところですね。