【天皇賞春2021予想】多士済々なメンバー集う長距離G1、次代の王者は誰だ?

明日の阪神メインは最強ステイヤーを決する「天皇賞(春)」が行われます。今年は例年とは異なり京都競馬場の改修工事の影響で、27年ぶりに阪神競馬場で開催されます。

注目はここ2年フィエールマンで連勝しているルメール騎手で、今回は阪神大賞典で1番人気ながら7着敗退となったアリストテレスとのコンビで挑みます。

昨年の菊花賞2着馬で、今年初戦となるAJCCを快勝後、ダンゼン人気となった阪神大賞典ではまさかの敗退となっており、コース適性に一抹の不安が残る出走となりました。

一方で、阪神大賞典を先行押し切りで勝利したキズナ産駒のディープボンドは阪神コース【1-1-0-0】と抜群の相性を誇るだけに再度の大駆けの可能性も高そうで、人気が落ちるようであれば単勝に妙味がありそうです。

また今年は牝馬の参戦が目立ち、日経賞勝ちから挑むウインマリリン、昨年はジャパンカップ、有馬記念と牡馬の一戦級相手に掲示板に載る安定感を見せているカレンブーケドール、芝長距離適性が高く、昨年もこのレースに参戦していたメロディーレーンなど、魅力的な馬も多数参戦。

ウインマリリン、カレンブーケドールは実績からも人気する可能性もあり、穴で狙うなら池添騎手が今回騎乗するメロディーレーンが面白い1頭となりそうです。

そして今週から復帰を予定している武豊騎手は、ワールドプレミアが福永騎手を早めに確保したこともあり、関東馬のディバインフォースで参戦予定となりました。

その他、右回りコース適性に不安は残るものの、芝長距離適性は高いオーソリティには川田騎手、息の長い活躍を見せているユーキャンスマイルには引き続き藤岡佑介騎手など、さすがG1と言える多士済々なメンバーが集いそうで、長距離王者フィエールマン引退後の混戦模様の芝長距離界で、新たな新星誕生の可能性もありそうです。