3歳馬が勝利すると出世が約束される?比叡ステークス

クラシックも終わりましたが、3歳世代の戦いは終わったわけではありません。来年、再来年に向けて今年のクラシック戦線に参加していなかった新星たちが古馬相手にもまれている時期でもあります。

そんな3歳馬にとってオープンにあがる登竜門となるのがいわゆる準OP、1600万条件です。今週土曜日の京都9レースに組まれている比叡Sは、芝2200mで開催されるエリザベス女王杯と同じ舞台での準オープンレースです。なぜ取り上げるかといいますと、このレース、3歳馬が勝利すると出世が約束されているんですね。

過去5年という短い期間でのデータですが、2011年のスマートロビンはその後目黒記念を勝利。続いて翌年のエアソミュールは鳴尾記念と毎日王冠、そして2014年の勝ち馬スズカデヴィアスはキズナ、ハープスターが出走していた京都記念で2着に食い込む活躍を見せています。昨年は3歳馬ではありませんが、アルバートが勝利。今年のアルゼンチン共和国杯でも2着に食い込むなど、長距離砲として活躍を続けています。

気になる今年の3歳馬ですが、ダービー、菊花賞にも出走を果たしたアグネスフォルテ、権利こそ取れずクラシックは未出走ながらオープンクラスの能力を示しているノーブルマーズが出走を予定しています。それぞれ松山騎手、高倉騎手と関西の有望株が継続騎乗予定です。同着は厳しいでしょうが、どちらかがこのレースを制するようであれば、ぜひ来年のオープン・重賞での活躍が期待されますので、ぜひ覚えておいてください。