天皇賞(秋)、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップと立て続けで全て外国馬にフラれる形となった2016年。香港国際競争のようにスプリント・マイル・カップ・ヴァーズといったバリエーションを増やすしかないのか、検疫をゆるくするしかないのか、日本としては悩ましいところです。同じアジアで成功している香港から学ぶべきところは学んで、国際色豊かなレースを見せてもらいたいものです。
フラれ続けっぱなしは辛かったですが、今週末開催のジャパンカップにはリピーターが来てくれました。中でも注目はイラプトです。
昨年のジャパンカップは凱旋門賞5着からの参戦。6番人気と外国馬にしては人気しましたが人気と同じ6着。今回注目したいのは、昨年よりも臨戦過程、勢いがいいんですね。カナダのカナディアン国際ステークスを見事1着で今回はジャパンカップに挑みます。
そして昨年は3歳での参戦。欧州から日本への輸送も初めてなら堪えても不思議ありません。今回は陣営も昨年の経験もありますし、馬にももちろん長距離輸送の経験ができました。
母の父カーリアンは日本の馬場でも適性を示してきた種牡馬です。昨年掲示板外ということで印も少ないですし、ここ数年のデータから考えれば日本馬優位は揺るがないのかもしれませんが、今年は久々に外国馬が連に絡むかもしれません。馬券のヒモにぜひ検討してみてください。